H716でサンプルプログラムを動かす

Xを眺めていたところ、lilygoのH716というボードがあることを知りました。
以前から電子ペーパーを使ってみたかったので、早速購入してみました。

ひとまずサンプルプログラムを動かすところまでやってみます。
公式そのままなので以下を見た方が早いです。

https://github.com/Xinyuan-LilyGO/LilyGo-EPD47

環境

  • WSL2 Ubuntu 20.04
  • Python 3.10.1
  • VSCode 1.97.0
  • PlatformIO v3.3.4

環境構築

VSCodeにPlatformIOをインストールします。
インストール後にVSCodeを再起動します。

サンプルコードの書き込み

リポジトリをクローンします。

1git clone https://github.com/Xinyuan-LilyGO/LilyGo-EPD47

VSCodeで上記のディレクトリを開き、依存関係のライブラリがインストールされるまで待ちます。

platformio.ini を開き、src_dirを変更して適当なプログラムを選択します。

 1[platformio]
 2boards_dir = boards
 3
 4; src_dir = examples/button
 5; src_dir = examples/demo
 6; src_dir = examples/drawExample
 7; src_dir = examples/drawImages
 8; src_dir = examples/grayscale_test
 9; src_dir = examples/screen_repair
10; src_dir = examples/spi_driver
11; src_dir = examples/touch
12; src_dir = examples/wifi_sync
13src_dir = examples/sleep

WSLの場合はここで一手間必要なので WSL2でUSBデバイスを利用する を参考にWSL2にH716を接続しておいて下さい。
その他の環境はH716を接続しておきます。

VSCode右上の 「->」 マークをクリックして書き込みます。

書き込み後、H716が点滅し、サンプルコードが動きます。

WSL2でのシリアル通信

VSCodeのシリアルモニターを使ってシリアル通信を確認したかったのですが、WSL2で利用しているからかうまく確認することができませんでした。
ので検証時はcuを使ってシリアル通信の内容を確認しています。

1sudo apt-get install cu
2cu -s 115200 -l /dev/ttyACM0